03年12月前半

12/1(月)■THE Discomforts レコーディング

 このコラムを読んでくれている方々にはオナジミかと思いますが、要は若手バンドのレコーディングです。丸一日で1曲半とか!? 時間かかりすぎ(笑)。押しているということだったので、ほぼ終了予定時刻に終盤でオジャマしたのですが、まだまだ続きました。でも1曲半!? その代わり、なかなかイイものが上がりそうです。でも本当にイイものになるのは、さらにその次でしょう。今回の教訓を生かしつつ、基礎的なテクニックも表現力も上がれば、という大前提で。というわけで現状のライヴ予定は、12/19(水)新宿ウルガ、12/20(木)伊勢クエスチョン、1/29(木)名古屋サンセットストリップ。ぜひ応援ヨロシクお願いします。
 ちなみに、この日は代々木のスタジオを出た後、“BOO ZEE LOUNGE”や“LONDON NITE”でオナジミ、新宿クラブワイヤーへ。毎週月曜日にやっている“KOKA-KOLA”ですが、第1週は“BOO ZEE LOUNGE”でもレギュラーDJを務めているハギ氏プロデュースの日なのです。すごく大盛況でビックリした次第です。羨ましい〜ッ(笑)! ホント若いコばっかりの中に、オジサン1人って感じ(笑)。で、SAが出演する12/13(土)“SEARCH & DESTROY”(ラフィンノーズのポンさん主催イベント at 新宿クラブワイヤー)のフライヤーを発見したので、もちろんゲットしてきました。


12/2(火)■“BOO ZEE LOUNGE vol.33”at 新宿クラブワイヤー


 この日の出演バンドは、何とラフィンノーズ。ゲストDJはPEALOUTタカハシ君。うーん、最高じゃないですか。っていうか贅沢? ラフィンノーズにとっても久々のライヴということで(SA、SOBUT、ASSFORTと共にファイナルを迎えた10/31横浜クラブ24以来だったそうです)、ライヴが待ち切れない人がいっぱい。いつもこんなだったらなぁ…という願望は置いといて、ライヴも最高でした。自分は写 真を撮っていたのですが、東京でパンクシーンが形成され始めた頃のライヴってこんな感じだったんだろうなぁ、という光景。昔、雑誌『宝島』とかで見た写 真のような、ゾクゾクする感じ。久々の曲もあったし、ホント良かったですよ。
 来週はバッチリお返ししなきゃね、っというわけでクラブとか行かない人も、たまには来てみてください。ライヴには来ないのにクラブには来る人には、たまにはライヴ来てねって言いたくなるんですけどね。

▲ライヴの模様。スゴいです。ファインダー越しに、昔、ストリートカルチャー誌だった頃の『宝島』をドキドキしながら見てた時のような感覚が甦りましたね。そう言えば、SOBUTヨシヤ(Vo)とSAナオキ(Gt)が、それぞれ飛び入り参加した曲もありました。

●この日のゲストDJは、日頃から何かとお世話になっておりますPEALOUTのドラマー、タカハシ君。サイコー! ナイスガイ(笑)!!



12/4(木)■THE SNEAKERS at 川崎クラブチッタ

 「“RIP IT UP LESSON 30”30回記念スペシャル!」と題されて行なわれた、スニーカーズ主催のシリーズ企画。最初は下北沢屋根裏で始めたそうですが、僕の知る限りでは新宿ロフトが定番。で、今回は30回記念ということでチッタ! 出演バンドは他に、、THE MACK SHOW、GELUGUGU、のんち(K-MUSIC FACTORY)、PACKMEN、ゲビル。DJは、カタル君(ニューロティカ)、イシカワさん(タイガーホール)、コガさん(K.O.G.A Records)。
 チッタに着いたのは、ちょうどパックメンが終わった直後。残念でした。で、ゲビルを1〜2曲見た後(スイマセン!)、チッタ内でDJコブラさんが仕切っているバー、アティックへ。カウンターの位 置が手前から奥へと変わっていました。どっちにしても広い! で、コブラさんと弊社スタッフのネモゴーとナイスな音楽を聴きつつ何だか語り合ったりしているうちに、チッタ宮本氏が合流。この人がまた古い仲で、先月分のコラムで破天荒というバンド繋がりを延々と紹介したのですが、その時代に横浜クラブ24でブッキングマネージャーをやっていて、初めて破天荒を応援したいと言ってくれたライヴハウスの人だったわけです。それ以来の付き合い。で、1杯ゴチになりました。宮本っちゃん繋がりも加えると、また偶然も重なって絡み合う方々がいろいろ出てくるんですけど、それも長くなるので別 の機会に。
 で、飲んでるうちにマックショウの本番。久々でしたね、7月以来か。本体のザ・コルツがレコーディングに入って無事終了したという話を聞いていて、もうしばらくマックショウのライヴはないと思っていたのですが、さすが精力的です。で、この日のお客さんは基本的にロックンローラーですから、そりゃあもう盛り上がりましたよ。個人的には、もう少し小さなステージで3人がギュッとなって演奏しているほうが、ヴィジュアル的には好きかも…ですね。でも、カッコいいのと上手いのが両方バッチリだから、これはこれでまだまだ続けてほしいです。
 そして、スニーカーズの本番。この日だけのスペシャルな演出は、本番直前に流れた氣志團からのお祝いメッセージ、そして革パン革ジャケに超金髪で登場したコータロー君(Vo)。途中で脱ぐのかと思いきや、そのままやり切りましたね。で、髪のパツキン具合も、予定外とのこと(笑)。思ってた以上に色が抜けてしまったようです。あ、そして特別 に高いリーゼントも忘れてはいけません。いいトサカ具合でした。気合いバッチリ!
 演奏のほうは、最近の見方として、スニーカーズには何か言いたいのか(笑)、アラ探しをするような見方をしがちだったんですが、この日は比較的素直に見ることができました。自分もチッタでイベントを打ったことがあるので、その大変さなんかも含めて感情移入できる部分もあったからなのかなぁ、と。あと、酔ってたというのもあるかも(笑)。いいライヴでした。ただ、時間が押し過ぎて、アンコールが駆け足っぽく感じたのは残念でしたね。実際、終電の都合でライヴ中に帰らざるを得なかったお客さんもいたようなので。でもアンコールでのコメントも良かったですよ。ジーンとさせようとしているのを感じているそばから、フェイントと言うよりはカウンター的に笑わせてくれたりもして。
 というわけで僕は、バッチリ終電よりも1〜2本前の電車に間に合いました。川崎から新宿方面 に帰るのに終電ギリギリという経験がなかったのでドキドキしましたが、意外に余裕ですね。12時半ぐらいまでは大丈夫ってことがわかりました。ただし、打ち上げ不参加でスイマセンでした。で、来年は早々に1/6(火)新宿ワイヤー“BOO ZEE LOUNGE”でお世話になります。皆さん、ぜひ!


12/5(金)■ASIA SunRise at 下北沢440 〜 新宿ロフトプラスワン

 当コラム11月分で紹介した下北沢のケーキ屋さんTiSSUEで一服させてもらった後、440へ。アジアサンライズ、かなり久々のような…。内容的には、まぁいつもの感じではありましたが、前日にチッタで大迫力のイイ音を聴かせてもらったせいもあってか、サウンドが物足りない。特に踊れるような曲ともなると、決定的に重低音がないんですよね。これは演奏者側の問題ではなく、会場側のハード面 の問題。そもそもアコースティックでライトな編成のライヴを想定しているハコなので、特に重低音が弱いんですよ。バーンとかズーンと来るはずのところで、来てくれない。チッタが凄いだけに、今回は余計にそう感じさせられました。でも、久々に4人編成を見られただけでも充分良かったし、楽しかったんですけどね。ちなみに約2ヶ月、自分が見に行けなかったとかじゃなく、東京では大樹(Vo,Gt)のみのライヴが続いていたのでした。  それと、前から大樹に約束していた靴をやっと渡しました。似合うはずですが、ライヴだとどんな感じになるのか、ちょっと心配あので早く見たいニャア。
 で、その後、新宿へ。プラスワンにてポットショットのチャッキー(Tb)と映画監督のナリオ氏(東京想舎)の合同誕生パーティ。夜中まで続くイベントだと勝手に思っていたら、新宿駅で擦れ違ったUKプロジェクトのKさんに「もういなくなっちゃうかもしれませんよ」と教えられ、アセりました。が、幸いまだいたので、2人のための特製ケーキ(Made by TiSSUE)を無事お渡しすることができました。あと、ポットショットのメンバーはもちろんですが、ニューロティカやケムリのメンバー&ノゾム君、VANS薫さんにも久々に会うことができて良かったです。が、2次会に誘われつつも、本編に出ていないのに2次会に参加するのは図々しいし、テンション的にも着いていけないので(笑)、丁寧かつキッパリとお断りして帰らせていただきました。

●せっかくなので写 真を。でもコレ、実は10/7に撮ったものです。




12/6(土)■福生ディスコ エディーズ


 我がファミリーズのビジネスパートナーでもあるブリッジコーポレーションの代表・菅原さんがライヴイベントに出るってんで、菅原さんの地元・福生へ。ビートルズのコピーバンドをやっているのは知ってたけど、見たことはなかったので行ってきました、2度目の福生。
 1度目は、米軍基地の夏のお祭りで一般開放される時に、やはり菅原さんに案内してもらって。その夜、近所にある蛍が見れるポイントにも連れて行ってもらいました。福生ってスゴい(笑)。
 で、手書きの地図を頼りに会場に着くと、ネオン管が輝いていましたよ、Disco Eddy's(こんな綴りだったはず)って。さすが福生。しかも、お金を払ったら「ちょっと待ってね」っつって自動ドアが開いたりして。その雰囲気が何とも、地方都市にありそうなヤバそうなピンサロって感じ(笑)。そして中のほうはと言うと、開場して間もないぐらい時刻なのに、すでに大盛況。客層は、主に不良オヤジって感じ(笑)。福生っぽーい。でも続々とギャルも増えてきたりして、ほとんどボーダーレス。
 トップは、余興みたいな感じでキャロルのコピーバンド。でもレベル的には悪くないですよ。そのメンバーは、会場にいた不良オヤジたちの中でも一番濃いぃところの人たちでした(笑)。納得。あと、自分が以前チッタでイベントを組んだ時に、ASIA SunRiseの知り合いということで見に来てくれた人が、ナント菅原さんとも友人だった(福生の飲み屋つながり)という偶然があったのですが、彼のバンドも出演しました。なかなかシブくて素敵でしたよ。ヴォーカルは今どきの子たちにも受けそうなスタイルだし、ビブラフォンがいるというのも珍しいし、女性パーカッションというのもいい。でも福生在住でやってると居心地が良いだろうから、わざわざ都心に出てノルマのチケット代を何とかして…なんて、やってらんないだろうなぁ、っと勝手に想像してしまいました。
 で、菅原さん(ちなみにヴォーカル&ギター=ジョン)のバンド。平均年齢はトップじゃないかな。でも、そうは見えないところが菅原さんのスゴいところ(笑)。弊社ネモゴーの例えを借りるなら(と言っても数年前の話)、テニス部のキャプテンっぽい、ですから(笑)。で、ライヴのほうは、この日一番の盛り上がりでしょうね、これは。ビートルズって、やっぱスゴいよね。ギャルからオジサンまで、一緒になって盛り上がれちゃうんだから。ちなみに、あえて冷静な目で見たコメントも残しておくと、菅原さんのギターが聴こえづらかったのが残念。それをあとで言ったら、中音(ステージ内の音量 バランス)はバッチリだったということです。
 次のバンドの途中で帰ったのですが(終電のチェックもしてなかったし)、ブルースバンドで結構盛り上がってました。ヤードバーズのライヴ盤みたいな雰囲気というか(笑)。福生って、やっぱスゴい。ブルースで若いコもオジサンもハジケまくるとは…(笑)。


12/9(火)■GONTITI インタビュー&撮影


 ゴンチチは説明不要のアーティストですよね。で、来年1/23にヤマハミュージックメディアから発売される別 冊『くつろぎのソロ・ギター』の、巻頭カラー用の取材で行ってまいりました。今回はインタビュアーではなく、編集者として。場所は南青山にある先方のマネージメントオフィス。
 今年は結成25周年でデビュー20周年ということで、その記念アルバムとDVD(どちらも新録音)が、12/17にポニーキャニオンより同時リリースされます。ちなみにソロギターというのは他のギターや他の楽器による伴奏のない、ギター1本による演奏のことを本来言うわけですが、そういうアーティストのみとなると、ほとんどクラシック系のギタリストに限られてしまうので、ここではギターインストミュージックと捉えてください。そもそもゴンチチだって、ギターデュオですから。
 彼らのインタビューは、たぶん3回目ぐらいだと思うのですが、さすがに今回も面 白かったですね。あと、いつもギターの響きとかフレーズとかアンサンブルに対して、非常に新鮮な気持ちで興味を持っているみたいで。そして2人とも大阪人らしく、エンジンがかかってくると、もうしゃべり倒し(笑)。ケツ(後のスケジュール)があるというのは聞いていたので、撮影時間がどんどん圧迫されてヒヤヒヤしました。でも、ギターという楽器そのものについて、音色・響きについて、そしてそれらとレコーディング/ライヴ時の精神状態や肉体的コンディションとの兼ね合いについてなど、またまたイイ話を聞くことができました。
 そして、きっちり紹介しておきますと、前述の記念作品は『gontiti 25th Anniversary CD』(PCCA-01960 / 税込3,150円)と『gontiti 25th Anniversary DVD』(PCBP-50999 / 税込4,410円)。良かったら、ぜひチェックしてみてください。
 ところで日比谷野外音楽堂って、ザ・モッズの伝説の“雨の野音”('82年)のイメージがあったので、上京したら行ってみたいと思っていた場所のランキングでは、かなり上位 にいたという記憶があるのですが(急に10数年前の話でスイマセン)、実際に初めて野音に行って見たライヴは、実はゴンチチなんです。普通 にずーっと雨が降っていて、合羽を着て見た記憶があるなぁ(遠い目)…という、自分以外の人にはまったくどうでもいいと思われるゴンチチ&野音エピソードでした。では、また!


12/12(金)■SA at 新宿ロフト

 超人気イベント“SET YOU FREE”の年末スペシャル、題して“SET YOU FREE VOL.104 〜YEAR END SPECIAL LOFT 5DAYS”。その3日目にお誘いいただき、行ってまいりました。平日ですが、開場は午後3時、開演は午後4時。にも関わらず、開演時にはほぼ満員(チケットはもちろん前売でソールドアウト)。出演は、TROPICAL GORILLA、Oi-SKALL MATES、BRAHMAN、SA、RAZORS EDGE、SLANG、BREAKfAST、IDOL PUNCH、キウイロ−ル、日本脳炎といった面 々の全10バンド。名前は知ってても、どんなサウンドなのかはまったく知らなかったバンドとか、名前すら知らなかったバンドもいるのですが、みんなスゴい盛り上がりでしたね。勉強になりました。印象としては、ファストなハードコア系サウンドのバンドが、結構多かった気がします。
 SAに割り当てられた前売予約の枠は確か20枚とかだったと思うのですが、そんなこんなでSAのお客さんは30人ぐらいしかチケットをゲットできなかった感じ。それなりにいいライヴはできましたが、何かホント、アウェイって感じでしたよ(笑)。でも後半では、後ろのほうで普通 に見てたお客さんも、体が動いてきたりしてたし、CDは聴いたことないけど知ってる、といった程度のお客さんで、「あ、この曲ってSAの曲なんだ」と頭の中で一致した人も結構いたような感触も得られました。
 で、物販(グッズ販売)は惨敗。こういう経験は重要ですね。小さなお山の大将じゃなく、どんどん大きな山を登っていかないと。それにしても、お隣のレイザーズエッジとアイドルパンチの物販は、なかなかの盛況で。寂しかったなぁ(苦笑)。
 そんなわけで、機材車を事務所に戻しに行って、雑誌関係の校正を2時間ほどやってから、ロフトの打ち上げに途中参加。で、バースペースのほうではレトログレッション主催のイベント“RETROCK”が行なわれているので、ちょっと覗かせていただきつつ、LITTLE ELVIS RYUTA & S.R.PのMCにて、またまた爆笑。リュータさん、結構SAをネタに使ったりするんですよね。この日もタイセイ(Vo)本人を目の前に、やってくれました(笑)。ちなみに、このライヴを最後にギタリストの方が抜けるそうです。残念。で、あとは打ち上げのほうと行ったり来たり。レトログレッションのライヴを見ることなく、帰らせていただいました。スイマセン。最近、根性ないんです(笑)。


12/13(土)■SA at 新宿クラブワイヤー

 何度も書いてますが、ラフィンノーズのポンさん(Ba)主催によるマンスリークラブイベント“SEARCH & DESTROY”が復活しまして、その2回目。我が“BOO ZEE LOUNGE”の昨年の年末スペシャルはSAが出たんですけど、今年はラフィンノーズに出ていただきまして、その逆ってことですね。逆というか対というか。で、久々にやる曲(「BORIN' BORIN'」)とか、この日しかやらない曲(ラフィンノーズのカヴァー「A SAIN REVOLUTION」)もあったりして、イイ感じでスペシャル感が出せたのではないでしょうか。おかげさまでアンコールもいただきましたので、2曲演奏。あの空間で、本編と合わせて計13曲を無事、演奏することができました。唯一残念だったのは、千葉ルックでライヴを終えて掛け付けたラフィンノーズのメンバーの方々が、SAの本番には間に合わなかったことですね。カヴァー、聴いてほしかった(笑)。そう言えば、この日はエンジニア/プロデューサーとして名高いマイケル・ツェマリング氏や雷矢のヤスオさん、そして元ブルーハーツの河口さんも、ご来店。
 というわけで、人柱になると知りながら最前列で踏ん張ってくれたお客さんも、ありがとうございました(笑)。それと、またまたお世話になったDJヨウイチロウ君(※当コラム10月後半参照)にも感謝。そう言えば翌日、近所のバス停で会ったね(笑)。  そして、この日も機材車を事務所に戻しに行って、1時間ほど雑誌関係の仕事をしてから、イイ感じの酔っぱらいが満載のワイヤーへ。あり得ないことなんですが、“BOO ZEE LOUNGE”にお客さんとして遊びに来たような感覚で、何だか楽しかったです。でも例によって、ほどほどのところで帰らせていただきました。来年も1回ぐらいはワイヤーでライヴやれるといいかも、ですね。