まだツアー中のため、演奏曲など詳しい内容に触れることはできないが、30代以上のモッズファンがもっとも期待しているであろうツアー第1部。というのは、'81年のデビューから約10年間在籍したエピック時代の楽曲と現レーベル“ロッカホリック”での楽曲しか演奏しないツアーなのだ。要は、初期の曲がたくさん聴けるってこと。で、序盤の3本目となる今回は、心地よい緊張感と適度なリラックス感が垣間見れるステージだった。

 現在、まだツアー続行中のため、詳しい内容や演奏曲に触れられないので何ともレポートし難しいが、今回あらためて感じたのは曲がイイってこと。デビューアルバムの収録曲にしても、最新作『DAILY HOWL』にしても、基本的に“歌”として良い。ロックへの並々ならぬこだわりを感じさせてくれるところがザ・モッズの魅力だが、楽曲の良さ、歌詞の良さ、総じて声も含めた歌の良さは重要だし、ファンの間では言うまでもないことだが、もっと評価されるべきだろう。

 また、ザ・モッズのツアーは、最新アルバムのどの曲がどう育っていくのか、というのも見どころ。そこには、メンバーも予想できない展開があるから面白い。ライヴはメンバーとファンが双方で作り上げるものであり、そして楽曲はファンの元で育っていくからだ。今回のツアーの終盤で、新曲がどう変化しているのか、そこも楽しみにしておきたい。