“東芝さんとご契約おめでとうございます!”
とか言われましたからね。
契約してないっつーの(笑)。


――今回の新譜リリースに関するインタビューで、うんざりするぐらい聞かれた質問って何ですか?
「あまりそういう感じに思ってることはないから、大丈夫ですよ。“ポジティヴメンタルアティテュード”については100万回ぐらい答えてるから(笑)、それ以上のものはないから」
――では、まずレコードメーカーの移籍ですが、一時は東芝EMIに入るという情報も入ってきましたが…。
「もう、いろんな噂が…。“東芝さんとご契約おめでとうございます!”とか言われましたからね。契約してないっつーの(笑)」
――ユニバーサルは、どなたかと縁があったという…?
「そうですね。新しいレーベルを探してます、と話をさせていただいて。バンドとしても、いろいろなところから話をいただいて、その話を皆さんとさせていただく場を作って。で、結局ユニバーサルのアイランドレーベルと仕事をしましょう、と」
――ケムリ的には、やっぱり海外とのパイプの強いレーベルじゃないと…とか、そういう部分もありました?
「そうですね、それはやっぱりありました。その可能性を絶対に消したくないとは思っていたんですけど」
――個人的には、アイランドと言えばボブ・マーリィとかU2とかのイメージだったんですよね。で、特にボブ・マーリィだったら絶対に好きじゃないですか。そういうのもあるのかなぁ、と。
「アイランドレーベルは絶対憧れですよね。ボブ・マーリィのビデオで、クリス・ブラックウェル(※アイランドレコーズの創設者でボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズのプロデューサー)がインタビュー受けてるのを見て…あの時もうオジサンだったけど、“ウェイラーズに金渡してレコーディングしてもらうって言った時にみんな笑ったよね”とか言って。“絶対に金は戻ってこないし音源も上がってこないからって言われたけど、でもボブ・マーリィはちゃんと上げてきたから”って。そういう話もメチャクチャ頭にこびりついてたから、そういう意味でもアイランドっていうのはありましたけど」
――この人とだったら一緒にいい仕事ができるなとか、そういう判断もありつつ?
「そういうのはありましたね。ウチのメンバー全員じゃなかったんですけど、会って話をさせていただいたり」
――ケムリは、みんなで話をして決めるというイメージがあるんですけど、最終的には“こういう話があるんだけど、みんなどう?”っていうような決め方ですか。
「そうですね。こういう話が来た、と。俺はこう思う、それについてどうでしょう、という話です」
――決まったのはいつ頃になるんですか?
「4月とか、そんなもんですね」

ミュージシャンって作品を出してナンボだし、
それで実際動いてナンボだっていうのは
ありますからね。やっぱり、やっていかないと。


――持って回っていたデモテープの音源と今回のシングルに入っている音源は、もちろん別 ?
「別ですね」
――曲はほとんど同じ?
「ほぼ」
――今回は4曲入りですけど、それ以外の候補曲もあったんですか?
「ありましたね」
――新しいスタートということで、これまでの47インテグレーションズとは別 のプロダクションでスタートしたってことですよね?
「はい。全部自分たちで。平谷庄至(Dr)と森村亮介(Tp)がエンジニアになって彼らの家で録音して、デモテープをミックスしてマスタリングして、って感じで」
――それが、いろいろなメーカーにオファーする時のデモに?
「そうです」
――自分たちでマイク立ててって言ってたのは、そのことですよね?
「はい」
――で、いざユニバーサルとやりますってことになって、じゃあ新譜を出しましょうってなるわけですが、僕が思うに普通 だったらもう1年先ぐらいまで計画を立ててそうじゃないですか。シングル、シングル、アルバムとか。でも、そういうのじゃなくて、とりあえず出したいんだよ、って感じだったんですか? 3月に決まって7月リリースって、非常に早いですよね。
「最初から“少し変則的な活動になるかもしれないし、予定じゃないところで動いていただくこともあると思うのですが、そこのところはどうでしょう?”って言ったときに、“対応します”というお答えだったので」
――要は、ケムリらしいやり方に付き合ってくれるということも条件の一つだったわけですね?
「そうです。話をさせていただいて、可能なことはやる、と」
――で、早く音源を出そうと思ったら、やっぱりシングル…。
「そうですね。『葉月の海』は、ぜひ夏前に出したかった」
――そのレコーディングをしたスタジオサンシャインは、やはり『THE COVERS』(※アナーキーの仲野茂プロデュースによるコンピレーションCD。ケムリからは、ふみおとツダが参加http://www.the-cover.com)の縁ですか?
「そうです。エンジニアの(川本)ゴン太君と」
――サンシャインのハウスエンジニアさん?
「そうですね。『THE COVERS』の時も録ってくれてて」
――スタジオ選びにしてもエンジニア選びにしても、ユニバーサルはユニバーサルでいろいろな方法論があると思うんですね。“ケムリに合いそうな人をピックアップしてください”って言えばズラズラって出てくると思うんですけど、そこは今回はお願いしなかったということですね?
「しないですね。本当にケムリがどこまでやるのかを見てくれたという部分でもあるだろうし、やっぱり自分たちも、どの程度のことをやるのかっていうのを見せた部分でもあるだろうし。まず本当に、お互いの第一歩って感じ。こういうインタビューにしても何にしても、すべてはまだまだこれから先にあるわけで」
――お互いのやり方を一回見せ合ってる最中?
「一回話をしても、ミュージシャンって作品を出してナンボだし、それで実際動いてナンボだっていうのはありますからね。やっぱり、やっていかないと」
――で、次回はユニバーサルの線から当たることになるかもしれないし。
「そうですねぇ、それぞれの人がどこまで引き出しを持っているのかというのは、まだまだこれからわかってくることもあるだろうし。そういうふうに思ってますけど」
――ちなみにジャケットはケナフ紙じゃないですよね?
「ケナフですよ」
――今回も、そうだったんですか。何で書いてないんですか?
「書いてもどうかなっていうのは話してたんですよね。書いたほうがいいですか?」
――資料にも書いていなかったので、やっぱり大メジャーだと逆に無理なのか、とか思ってました。ケナフなのにケナフだと思われないのは、もったいないですよね。



 


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